初秋の鎌倉へ800年続く伝統の流鏑馬神事を見に行きました。
当日は台風18号の影響で小雨がパラつくお天気でしたが、雨は降り出すことなく神事は無事滞りなく行われました。
流鏑馬は以前から一度見てみたいと思っていたので、念願が叶うと思い鶴岡八幡宮へ向かったのですが。。
流鏑馬の開始時間は14時〜
鶴岡八幡宮で1年の中でも一番重要な行事とされている秋の例大祭の3日目、一番の見所である流鏑馬を見に行きました。
流鏑馬の語源は馬を馳せながら矢を射ることから、「矢馳せ馬(やばせうま)」と呼ばれ、そのうち「やぶさめ」と呼ばれるようになったということです。
春の鎌倉まつりでは武田流ですが、秋の例大祭では小笠原流の流鏑馬が奉納されます。
神事は13時から開始ですが実際の流鏑馬が見られるのは14時だと知っていたので、一人だし早くから場所取りするのも億劫だし、舞殿での神事も見たいしで、見物人の頭と頭の間からでも見られれば良いと軽く考え、八幡宮の入口三の鳥居に着たのが13時頃。
そのまま馬場を目指して参道を進みました。
14時から流鏑馬が始まるのだから馬場へはまだ入れると思っていましたが甘かった。。。
すでに中央参道から馬場への入場は閉め切られていて入れません。(12時50分には閉め切られるとのことです。)
大勢のひとが馬場手前の参道に溜まっています。
ここからでは、人馬一体となって走り去る射手の頭さえ見えそうにありません。
すでに向こうに見える舞殿では流鏑馬神事が始まっていました。
向こう側の舞殿で始まっている神事も馬場を横切る事ができないため見れません。。
それではと参道を少し戻って左手の源氏池の前の鶴岡幼稚園を抜ければ馬場に出られると思ったのですが、
いつもは開いている幼稚園の門もしっかりと閉じられ通行不能です。。
では仕様がない、三の鳥居まで戻って迂回して西鳥居へ行けば馬場へ入れるかと思い三の鳥居まで戻って迂回コースを行きました。
しかし、西鳥居の入口も写真のように封鎖されていました。
隙間から垣間見ると、鳥居附近(馬場末になります)は見物人もちらほらといった感じで余裕がありまだまだ人が入れそうでしたが。。
とにかく馬場で見物するには13時前、遅くとも12時半くらいには来ていなくてはいけなかったと反省。
流鏑馬神事〜舞殿
東鳥居(馬場元)にまわっても同じように封鎖されていることでしょうから、馬場での見学はあきらめて、とにかく参拝者が行く迂回路を通って舞殿へ辿り着きました。
舞殿ではすでに祝詞が読み上げられている最中でした。
頭を下げている参拝者に混じり「御直りください」と言われるまで頭を垂れて祝詞に耳を棲ませていました。
このあとは玉串が捧げられ、一連の祭事が厳かに執り行われました。
多くの見物客は流鏑馬を見るために馬場の方で待機しているので、舞殿の祭事はゆっくり見学することができました。
馬場で待機する人は流鏑馬がはじまるまでに待ち時間がかなりにあることになります。
馬場では舞殿での神事の様子はわからないし、流鏑馬が始まるまで1時間はあるし、多分遅くとも12時くらいから場所取りをしつつ待機するのだから始まるまでに待ちくたびれてしまいそうですね。
(待機している人を退屈させないように馬場では、流鏑馬の歴史などが日本語と英語が交互でアナウンスされていました。)
装束を身に纏った方達が馬場の方へ向かわれます。
舞殿の方からも中央参道附近は人だかりで人馬の疾走を見られそうになかったので、舞殿の東側にある国宝館入口附近の鳥居に行ってみました。
国宝館近くの鳥居から流鏑馬を見た
馬場からは距離がありますが、木立の隙間から一の的が見られましたし、駆け抜ける射手も一瞬でしたが
見ることができました。
インヨーという射手の掛け声と共に矢が放たれる音や馬の蹄の音、人々の歓声や拍手、実際に目にするのは一瞬でしたが、視覚と音の両方で流鏑馬を楽しませてもらいました。
まとめ
流鏑馬の矢を射るときの掛け声「インヨー」は「陰陽」または「インヨー・イ」「陰陽・射」のことだそうです。
射手の掛け声とともに人馬一体となって弓を射る姿は一言でカッコイイ!もっと近くで見てみたい!との思いを強くしました。
次回は連れと来て、場所取りをするか、春の鎌倉祭りの流鏑馬では有料席が販売されるので、チケットを手に入れるか、ぜひとも間近で見たい!と思いました。
長時間待っても待つ甲斐のある見応え充分の素晴らしい神事です!もし流鏑馬を見に行くなら待ち時間を覚悟の上で12時くらいには馬場に到着することをオススメします。
人と人の頭の間からでもちらっと見えればいいし、、とギリギリの時間に行くと、馬場に入れずほとんど見られなかった〜〜となるので注意してくださいね。
鶴岡八幡宮の流鏑馬で有料席はある?場所取りは必要?招待席は?