インフルエンザが蔓延する季節になりました。
久しぶりに友達との食事会を楽しみにしていたのに、もし家族がインフルエンザにかかってしまったら!?
テンション下がっちゃいますよね。
家族がインフルエンザにかかったら、自分もインフルエンザに感染する確率がアップするので他の人にうつさないためにも外出は控えるべきなのでしょうか?
でも感染していないかもしれないし、、症状がなければ外出してもかまわないのでは?と迷ってしまいますよね。
さてどうするべきなのでしょう?
目次
家族がインフルエンザにかかったら遊びにいく?
もし家族がインフルエンザにかかったら、家族内感染率は高いとは言うものの100パーセントうつるわけではありません。
インフルエンザの感染様式は咳やクシャミなどに含まれるウイルスを呼吸や会話で吸い込んで感染する飛沫感染が主体です。
家族がインフルエンザにかかっても自分に症状が出ていなければ外出を控えるまではしなくても構いません。
家族にインフルエンザが出たからといってその家の全員が外出を自粛していたら社会生活が回っていかなくなってしまいます。
もちろん自分がインフルエンザを発病したら5日ぐらいは外出は禁止ですが。
しかしながら家族が発症した時点で、自身も「ウイルス保持者」になり感染源になる可能性はあるんですね。
症状が出ないのは、免疫力や体力があったので発症しなかったと言う場合もあるのです。
インフルエンザの症状が出ていない=感染していないと言うことではないのです。
感染しても症状が出ない状態の人のことを「キャリアー」といいます。
キャリアーの状態では体内にウイルスがいる状態ですからくしゃみや咳などで飛沫感染させる可能性はあります。
症状が出ていなくても感染している可能性はあるのですから、外出時、会社や学校などでは最低限マスクはしていた方がいいですね。
そして通常の生活をしていて構いませんが、家族にインフルエンザが出ている場合は自身に症状が出ていなくともキャリアーとなってしまうこともあるので、遊びの約束などは延期するなど慎重な判断が求められます。
インフルエンザの患者の家族内感染率は一般の市中感染に比べると高くなりますが、必ず感染・発病するとも限りません。
しかし潜在的にリスクがあることは理解しておく必要があります。
家族のインフルエンザがうつらない方法
まずインフルエンザは「ウイルスが口や鼻に入らなければ感染は成立しない」ことを理解しておきましょう。
インフルエンザにかかった家族を隔離する
部屋を分けられない場合は部屋の温度と湿度をあげます。
狭くて喚起の悪い部屋などでは、比較的長くウイルスが浮遊することもありますので、時々換気をすることや、部屋の湿度を適度に保つことも大切です。
さらに隔離部屋の中はウイルスで高度に汚染されていると想定して、隔離部屋を出たら速やかに手を洗う、というのが鉄則です。
それも隔離部屋を出てから洗面所に行って手洗い、という行動だと、各部屋のノブなどが汚染されるので、隔離部屋を出たところにアルコールスプレーなどを設置し ておいて、手とドアノブを消毒する、というのがベストです。
隔離部屋の内側のドアノブは「汚染区域」なので別にいちいち消毒する必要はありません。家族が治 ってから考えれば良いです。
隔離部屋の中の物は、なるべく持ち出さない方が良いです。
衣服の洗濯はビニール袋に入れて持ち出して(そのまま持ち出すとウイルスを撒き散らしながら歩くことになるので)、洗濯機に入れるまでビニール袋から出さない、洗濯すればウイルスは不活化されるので、洗濯機に入れてしまえばあまり気にする必要はないです。他のモノと一緒に洗っても良いと思います。
手洗いをこまめにする
手で顔を触らない
うっかりウイルスの付着した手で顔を触ったり、目をこすったりすると感染のリスクが高まるので注意した方がいいですね。
コレ、無意識に結構やってしまいそうですよね。
食事は一緒にしない
隔離した部屋で食べる場合はいいのですが、できない場合は時間をずらして食べましょう。
家族全員がマスクをする
ただし隔離部屋に入った時だけマスクをして部屋を出るときにゴミ箱を用意しておいてマスクを捨てると言うやり方もあります。
マスクは「感染防止にはあまり効果がない」と言う意見もありますがこれは時と場合によりけりです。
街中を歩いているときにマスクをしてもたいして意味はありませんが、満員電車の中のような人の密度が非常に高い場所、「ウイルスを含んだ飛沫に接触するリスクが高い場所」では、マスクは感染防止のために非常に重要です。
エタノールスプレーを買ってきてアルコール消毒を徹底する。
衣類やカバンについたウイルスは、エタノールスプレーで簡単にウイルスを破壊できます。
うがいをする
うがいは効果がないと言う意見もあります(腔や咽喉頭の粘膜にウイルスが付着すれば速やかに感染が成立するからです。ウイルスの感染とは細胞内にウイルスが 入るということですから、それからどんなにうがいしても無意味という意見)しかしこの際、なんでもやっておきましょう。
一時期テレビで緑茶がいいと話題になったこともあり、緑茶でうがいする方も多いですね。
その際にぬるま湯に食塩を混ぜて鼻うがいをすれば、なお効果があります。
同じタオルは使わない
生活スタイルは千差万別なので、以上のことを全部やるのは難しいと思いますが、なるべく予防に努めましょう。
小さな積み重ねがインフルエンザの感染を防ぐことに繋がりますので、できるだけの対策を講じましょう!
家族がインフルエンザになった時予備投薬は有効?
家族がインフルエンザになってから予防接種を打っても間に合わないですよね。
(抗体ができるのは接種後2週間〜4週間です)
そう言う場合はインフルエンザ治療薬の予防投与(保険適用外)が有効な場合もあります。
(予防投薬には一定の条件がありますのでお医者様との充分なコミュニケーションが必要です)
保険がきかず、実費になるので、値段は高額になります。
まとめ
家族がインフルエンザにかかっても自身が100パーセントの確率でうつると言うことはありません。
ですので会社や学校に行くなどの日常生活は普通にしていて構いません。
ただ症状は出なくてもウイルスに感染していることもあり、自身がキャリアーとなって感染を広げる可能性もあることを理解しておきましょう。
親しい人との食事会やカラオケなどのレジャーに関して自粛するかどうかは個々の判断になります。