コーヒーかすを乾燥させていろいろなことに再利用したいけれど、乾燥の仕方がわからない、または乾燥がうまくいかなくてカビが生えてしまった!などということはありませんか?
コーヒーかすを一度に大量に乾燥させるのは難しいのですが、家庭で出るわずかな量を乾燥させることはそんなに難しくありません。
コーヒーかすの簡単な乾燥の仕方とそれを使った脱臭剤と針刺しの簡単な作り方をご紹介します。
コーヒーかすの乾燥の仕方
コーヒーかすの乾燥は、大量でなければカビを生やさずにできますし、そう難しくありません。
電子レンジやフライパンで空炒りする、天日干しするなどいろいろ方法はありますが、おすすめは「冷蔵庫の中に入れて放置」です。
この方法が一番手間がかからず失敗もありません。
ドリップ済みのコーヒーかすは冷めてからステンレスのトレーなどに広げて、そのまま冷蔵庫に入れておきます。
コーヒーかすは活性炭とよく似ていて、匂いを吸収する性質があります。
ですので乾燥と同時に冷蔵庫の消臭にも一役買ってくれるので一石二鳥です。
(コーヒーかすは酸性物質なので、アルカリ性のアンモニア臭の吸収には特に効果があります。
アンモニアの消臭力で比べると炭の2〜5倍の消臭力があるとも言われています。)
コーヒーかすを冷蔵庫で乾燥させる方法
1、ドリップし終わったコーヒーフィルターそのまま冷めるまで放置、(冬場なら1日おくとサラサラになります)
2、その後トレーに広げて冷蔵庫へ
注意:水分が抜けないのでラップなど蓋はしないでくださいね。
タッパに入れてフタをしておくのは厳禁ですよ。
水分がフタの内側に溜まりそのうちカビが生えてしまいます。
毎日コーヒーを飲むなら毎日コーヒーかすが溜まっていきますので、その都度トレーに足していきます。
なるべく早く、カビを生やさないようにするコツはまんべんなく、コーヒーかすを広げておくことです。
冷蔵庫の中は乾燥していますから、数日でサラサラになります。
ある程度溜まったらタッパなどに移して保管します。
念には念を入れて、天気が良くて風のない日を選んで新聞紙などに広げて日干ししても良いですが、必ず熱が取れてから保管します。
日本は冬場は乾燥しているので、うまくサラサラになりますが、湿度の多い時期は水分が残りやすいので注意が必要です。
冷蔵庫はおすすめの乾燥場所です。
コーヒーかすの再利用で脱臭剤を作る
コーヒーは匂いを吸収する性質があるので、冷蔵庫で保存する場合はよく密閉しないと冷蔵庫の匂いが着いてしまいますよね。
逆にコーヒーを抽出した後のコーヒーかすにも匂いを吸着する成分が残りますので、脱臭剤として再利用できます。
台所の流しの下や、食器棚、靴箱や靴の中などに入れるのがおすすめです。
一番手軽なのは100均でも売っている不織布のお茶パックに入れる方法です。
コーヒーフィルターに入れて、口をマスキングテープなどで止めるのも簡単です。
ちょっとおしゃれにするには一手間かけてミシンで縫うと可愛い仕上がりになりますよ。
コーヒーかすの再利用で針刺しを作る
コーヒーかすにはコーヒー豆の持っている油分が残っていますので、酸化防止の効果があります。
針刺しの中身にコーヒーかすを入れると針の錆止めになります。
家にあるもので超簡単にできる針刺し(ピンクッション)を作ってみました。
材料
よく乾燥させたコーヒーかす
ペットボトルのキャップ
マスキングテープ
古くなったフリースなど(目の詰まった布で伸縮性のあるものが良い)
裁ちばさみ
輪ゴム 1本
木工用ボンド
1、ペットボトルにマスキングテープを貼ります。
2、フリース(写真は子ども用の薄手のフリースを使っています。)を10cm角ぐらいの正方形にカットします。
3、角を落として丸みをつけます。
4、しっかり乾燥させたコーヒーかすを大さじ2くらい入れて包みます。(量は適量を調整してください。)
注意:必ずしっかり乾燥させたコーヒーかすを使用してくださいね。
乾燥が中途半端だと針が逆に錆びてしまいます。
5、口を輪ゴムでコーヒーかすが出ないように縛ります。
6、ペットボトルにボンドをたっぷり入れます。
7、しっかり接着するように少し指で押さえます。
8、可愛いピンクッションが出来上がりました!
簡単にできるので、たくさん作ってバザーなどに出品してもいいですね。
まとめ
毎日コーヒーを飲むというご家庭は、コーヒーかすも毎日出るので、捨てないでぜひ再利用してみてください。
冷蔵庫で乾燥させれば、冷蔵庫の消臭とコーヒーかすの乾燥の両方ができるので、一挙両得です。
おすすめの再利用法は脱臭剤として、靴箱や靴の中などに入れて使う方法です。
ピンクッションは家にあるもので簡単に作れますので、アイデア工作としてもおすすめです。
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