半身浴は以前から知っていたのですが、上半身を湯船に浸けないというのが
なんだか寒そうに感じてなかなか実行に移せないでいました。
しかし、やってみると体が芯から温まりとても快適でした。
目次
そもそも「冷え」とはどういう状態を指すのでしょうか?
顔は火照ってるのに足先が冷たい、
暖かい部屋にいても手足はいつまでも冷たいなどという
経験はありませんか?
人の体の下半身には、発熱臓器がないので、
上半身に比べて体温が3〜5℃くらい低いといわれています。
この温度差が冷えを感じる原因です。
下半身の冷えは血行不良になり、新陳代謝が活発に行われません。
体が冷えるとなにがいけないの?
体が冷えると血行が悪くなり、新陳代謝が滞ります。
この状態が続くと免疫力が低下したり、自然治癒力が落ちたりして
病気にかかりやすくなるのです。
風邪を引いたり、体調を崩すと自然治癒力が発動して、
体がウイルスなどをやっつけるために熱を出します。
熱が出るのはちゃんとこうした理由があるのです。
なので、普段から健康でいるためには
冷えは禁物、平熱は36、5度以上が理想です。
半身浴のコツ
・お湯に浸かるのはみぞおちから下
・入浴時間は20分以上〜(何時間でもOK)
お湯の温度は37℃〜39℃
ぬるめのお湯は副交感神経を刺激して
リラックス効果が得られます。
(逆に熱めのお湯は交感神経が刺激され
活動的になります。)
熱めのお湯でないと入った気がしないという方がいると
思いますが、体の芯から温まるには、体温より少し高めの
37℃〜39℃のぬるめのお湯がいいのです。
ぬるめのお湯で長くつかることによって
体の芯まで温まりますし、湯冷めしにくくなるんです。
(お湯がさめてきたら追い炊きします。)
高温で魚を焼くと表面だけ焦げて、中まで火が通っていなかった
経験はありませんか?中まで火を通すには弱火でじっくり焼きますよね。
半身浴でも同じで、熱いお湯では体の表面だけ熱くなって、
芯までは熱が伝わらないのです。
私は冬場は39℃ではちょっと寒く感じるので、
40℃くらいに設定しています。
お湯に浸かるのはみぞおちから下
半身浴ではお湯に浸かるのはみぞおちから下です。
腕は上半身なので、お湯につけません。
一度肩まで温まってから半身浴にしてもよいのですが、
(その場合はタオルで上半身をよく拭いてから半身浴にします。)
私の場合はかえって寒く感じるので、上半身ははじめから
出しておきます。
下半身が温まっているので、冬場でも全然寒く感じませんよ〜。
入浴時間は20分以上
20分を長いと思う方は読書や音楽を聞くなど
いろいろ工夫してみてください。
私はお風呂の蓋を半分しめて、
その上でジプロックにスマホを入れて音楽やラジオをきいたり
本を読んだりしています。
あっという間に1時間くらいたってしまいます。
汗が出ますので、入浴後の水分の補給をお忘れなく。
「百聞は一見にしかず」です。
ぜひ半身浴を体験してみてください。