春は風の強い日が多いですね。
やっと満開になった桜も強い風であっという間に花吹雪となることも。。
そんな春の風ですが、実は花吹雪、春一番、春風、、、、などは聞いたことがあると思いますが、それ以外にも春の風の名前、たくさんあるんですよ。
春の風の名前をご紹介します。
春の風の名前
・春一番(はるいちばん) ・・・ 立春から春分までの間に初めて吹く秒速9m以上の南風。
・東風(こち) ・・・ 菅原道真の歌により春を告げる風として有名
菅原道眞が京都から大宰府へ左遷されるときに、庭の梅に「東風吹かば 匂い起こせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」と詠んで別れを惜しんだ事から。
・貝寄せ(かいよせ) ・・・ 春先に砂浜に貝を運ぶ風
・春風(はるかぜ)・・・春の日に吹く穏やかな風
・和風(わふう)・・・穏やかな風 一般的に春の風のこと。
・微風(びふう)・・・かすかに吹く風
・花嵐(はなあらし)・・・桜の花の盛りの頃にふく強い風。また、その風で桜の花が散り乱れること。
・暖風(だんぷう)・・・暖かい風
・清風(せいふう)・・・さわやかな風。すがすがしい風。また、清新な空気・気分。
・あいの風・・・春から夏にかけて、日本海沿岸で吹く、北または北東の風。「あい・あゆのかぜ」とも
・朝東風(あさごち)・・・春の朝に吹く風。
・恵風(けいふう)・・・万物を成長させる、めぐみの風。春風。
・花風・・・桜を散らすように吹く風。
・春疾風(はるはやて)・・・春嵐。春荒(しゅんこう、はるあれ)。はるあらし(春嵐)。
・油風(あぶらかぜ)・・・4月ころ吹く南寄りの穏やかな風。「油まじ・油まぜ」とも。
・温風(おんぷう)・・・あたたかい春の風。陰暦の晩夏に吹くあたたかい風。
・花信風(かしんふう)・・・春、花の開花を知らせる風。
・黒南風(くろはえ)・・・梅雨入りの頃、どんよりと曇った日に吹く南風。
・光風(こうふう)・・・晴れあがった春の日にさわやかに吹く風。また、雨あがりに、草木の間を吹き渡る風。
・谷風(こくふう)・・・春先、東方から吹いて万物を生長させるという風。「東風・穀風」とも。また、谷を吹く風。谷底から吹き上げる風。
・木の芽風(きのめかぜ)・・・木の芽を吹出させる春の風。
まとめ
主な春の風だけでもこれだけありますが、風の名前は風向きや慣習や地域性などにより2000以上もあるそうです。
日本は四季がはっきりしていてるので、春夏秋冬によって吹く風も様々な表情を見せるということでしょう。
風の名前にも細やかな日本人の感性を感じますね。