日差しの強さを感じる5月くらいから
そろそろ日傘の出番です。
最近は紫外線が及ぼす悪影響に関しての認知の高まり
とともに日傘人口も増加しています。
日傘も遮光率99%などのタグがついている
ものが多くに受けられるようになりましたが、
遮光機能付きの日傘の効果はどれくらいあるのでしょうか?
遮光機能付き日傘の効果はどれくらいある?
遮光機能とは目に見える光(可視光線)を遮る機能のことです。
遮光率は生地の厚みで決まってきます。
光を通さないので、遮光率100%の日傘の内側からは
手をかざしても全く手の形は透けません。
頭上からさす太陽の光を100%遮っている状態です。
太陽の光を遮るのですから、暑さ対策になります。
(日傘はもともとは暑さを凌ぐために使われてきましたが)
暑さ対策には遮光機能のついている日傘はとても有効です。
・可視光線
・紫外線(不可視光線)
の3種類です。
そのうち熱を感じる光線は赤外線が50%
可視光線が45%です。
ですので、暑さを遮るためには
赤外線と可視光線をカットしなければならないのです。
傘の中の涼しさは可視光線と赤外線の
カット率によって決まります。
遮光機能付き日傘の寿命ってあるの?
遮光機能は生地の素材や厚み、つまり特性で決まります。
薬剤などで、加工しているわけではないので、
寿命=生地の寿命となり、丁寧に扱えば、
かなり長い持ちします。
他方、UVカット機能付きのもので、
紫外線吸収剤、紫外線反射剤で生地を処理
しているものは摩擦などにより
効果が減少するので、
寿命は3〜5年といわれています。
遮光率とUVカット率って違うの?
遮光率=可視光線(目に見える光)をカットする率
UVカット率=紫外線(不可視光線=目に見えない光線)をカットする率
日除け、暑さ対策が目的なら遮光率の高い物を
紫外線をカットするのが目的なら紫外線カット率の高いものを
選ぶのが基準です。
遮光率とUVカット率はイコールではありません。
しかし遮光率が100%ならば紫外線も
かなりカットされているといえます。
まとめ
暑さ対策、日除けのためには
遮光機能のある日傘は効果があります。
特に遮光率100%のものは
かなり効果があるといえるでしょう。
また生地が厚く遮光率の高い物は
値段も高くなりますが、何年も使えます。
暑さ対策にプラスして
紫外線防止のために日傘をさすなら、
紫外線カット機能の高いものと
遮光率の高いものの両方の機能が
あるものがより有効と言えます。
これで頭上からの紫外線は防げますが。
横から入ってくる紫外線や
アスファルトから反射してくる紫外線があるので、
日焼け止めとの併用は欠かせませんね。
また傘の内側の色は紫外線を吸収する
黒系の色がオススメです。