お中元を頂いたけれど、お返しはした方がいいのかしら?
お礼状だけでは失礼ではないかしら?
お中元に関していろいろと悩んだことはありませんか?
送ってくれた方に失礼のないように、お中元のお返しのマナーについての基本を知っておきたいですね。
お中元・お返しのマナーについて
お中元は日頃の感謝の気持ちを贈り物で表したものですので、内祝いや香典返しと違い基本的にお返しは必要ありません。
贈り物が届いたことを知らせる意味も兼ねて、お礼状を出すのが一般的です。
ついついメールや電話でお礼を済ませてしまいがちですが、親類や親しい間柄を除いては、メールや電話でのお礼はマナー違反にあたりますのできちんとお礼状を出しましょう。
また、特にあらたまった関係でなければ、お礼状ははがきで大丈夫です。
どうしても物でお返ししたい場合は、同額もしくは半額程度の贈り物をしても構いません。
お中元・お礼状の書き方
ありがとうという感謝の気持ちをお礼状に書く場合は、贈り物がどのように嬉しかったのか、具体的に書いた方が相手に感謝の気持ちが伝わります。
たとえば、食べ物であればどうおいしかったとか、ものであれば、こんな感じで重宝しているとか、自分らしい文章で相手に伝えましょう。
あまり儀礼的すぎると堅苦しい印象を与えてしまいますので、相手の気持ちを受け取った旨を自分の言葉で具体的に書くのがいいでしょう。
1、時候の挨拶
2、お中元のお礼
3、具体的にどのように嬉しかったのかを伝える
4、相手への気遣い(体調など)を述べる
5、結びのことば
例文
〜夫の部下からお中元を贈られて〜
厳しい暑さが続いておりますが、皆様にはますますご健勝のことと存じます。
さてこのたびは、大変結構なものをお送り頂きましてありがとうございました。
ふだん何も行き届きませんのに、お心遣いを頂き、かえって恐縮致しております。
いただきました果物は主人が好物にしているもので
こまやかなお心遣いに主人は大変喜び、家族共々おいしくいただいております。
これからは暑さも本番。くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げます。
まずはお礼まで。
田中一郎
内
またお礼に関する事以外を書くのは失礼にあたりますので、その場合はまた日を改めて連絡するのがいいでしょう。
お中元・お返しはいつまでにする?
お中元をもらったお返しはいつまでにすればいいのでしょう?
お礼状を出す目安は贈り物が届いたら一両日中がいいでしょう。
感謝の気持ちを伝える手紙は、なるべく早く出したほうがしばらくたってから丁寧なお礼状を出すよりも、相手もうれしいでしょうし簡潔な手紙でもすぐに送ったほうが感謝が伝わりますよ。
まとめ
・お礼状は自分らしい言葉で感謝の気持ちを伝える。
・お礼状はなるべく早く出す。
送ってくださった相手が送ってよかったと思えるように以上の3点はしっかりと守りましょう。