古都鎌倉でお花見するならどこへ行きますか?
桜の木が多く見られるお寺を中心に鎌倉の桜の名所をご紹介します。
段葛
まずは鶴岡八幡宮へ向かう二の鳥居から三の鳥居までの道「段葛」の桜です。
左右に石を積み一段高くなった約500mの道の両側に桜が植えられていて、桜の満開時は一年で一番華やぎます。
2016年に改修工事が済み桜も新しく植え替えられたものです。
今年(2017年)は植え替えから一年経って桜も大分落ち着き見事に満開を迎えました。
空に向かってすーっと伸びるような枝振りで山桜のような印象ですが、品種はソメイヨシノです。
鶴岡八幡宮へは満開の桜を眺めながら段葛を歩くのがオススメです。
鶴岡八幡宮
鎌倉の代名詞といってもいいほど有名な鶴岡八幡宮の桜も見事です。
源平池を囲むように多くの桜が植えられています。
また舞殿の先の61段の階段を登れば本宮です。
そこから振り返ると段葛の桜並木から海まで、若宮大路がまっすぐ一本通っているのが確認出来て、素晴らしい景色を楽しめますよ。
円覚寺
北鎌倉の駅を降りると民家のあちらこちらにソメイヨシノがあり、桜の時期の北鎌倉周辺はたいへん華やぎます。
北鎌倉駅(駅は円覚寺の敷地内なんですよ!)をおりるとすぐ目の前にある円覚寺は静かに桜が楽しめるお寺です。
広い境内のあちこちに桜の木があり、建長寺ほど多くはありませんが、ゆっくり散策しながら桜を愛でることが出来ます。
静かな雰囲気で桜を楽しみたい方にはオススメです。
また散策に疲れたら方丈の先、妙香池の向かいにある如意庵で一休みするのがオススメです。
とても感じのいいおもてなしと上品な甘味をお庭を眺めながら堪能できます。
冷やし白玉(800円)がとても美味でした。
サービスでポットで出してくれるほうじ茶も甘みがあってとてもおいしくて感激でした。
建長寺
北鎌倉の駅から鎌倉方面へ一キロほどいったところに建長寺はあります。
まず総門をくぐり、受付(拝観料大人500円)を過ぎたところから山(三)門までが見事な桜のトンネルです。
桜越しに見上げる山門の荘厳さに圧倒されます。
山門をくぐった先の仏殿と法堂のあたりにも桜の大木があります。
また仏殿から方丈へ向かう左手にはしだれ桜が多く、ベンチもありますのでゆっくり鑑賞できます。
そして半僧坊への路沿いにも桜を見る事ができます。こちらはまだ若い桜です。
年月を経て大きく育つのが楽しみです。
ここまできたらぜひ半僧坊より少し登ったところにある展望台まで足をのばしてください。
かなり急な階段を登ると木で作られた素朴な展望台があり、遠くは相模湾まで見渡せます。
まるで奈良県の吉野山かと思うような風景を見ることができますよ。ベンチもありますので、ゆっくり一休みできます。
晴れていれば富士山も望めそうです。
光明寺
そして5つ目にオススメするのは、鎌倉駅から少し離れていますが、材木座にある光明寺です。
鎌倉で一番大きい山門をくぐると広い境内に桜を見ることができます。
この時期に開かれる桜観会では山門の楼上が公開され上から桜を眺める事ができる貴重な機会です。
海蔵寺
緑深い扇ガ谷の奥に位置する海蔵寺は四季折々の花が咲くお寺として有名です。
桜はありませんが、満開の桜と時期を同じくして咲くカイドウ(海棠)は見事です。
本堂横の茅葺きの庫裡の前に見事なピンク色の花を咲かせます。
本当にきれいなので、ぜひ足をのばして海蔵寺へも行かれることをオススメします。
とても静かな場所なので、桜の花見客の喧噪から逃れてここへくるとほっとします。
鎌倉のお花見の名所のまとめ
鎌倉の桜の名所5カ所と海蔵寺をご紹介しました。
(写真はすべて2017年に撮影したものです。)
大きなお寺には桜がよく似合いますね。
ほかにも源氏山公園や鎌倉山なども桜の名所として知られています。
桜の咲く時期は鎌倉は大変混雑しますが、平日を狙ってくると満開時でも、比較的ゆったりと楽しめます。
春の鎌倉は桜が似合います。
桜の季節、古都鎌倉の雰囲気をぜひ堪能してくださいね。