アクリル絵の具って速乾性があり、乾くと耐水性も出て発色もよいのでいろいろなものに塗れて便利ですよね。
最近では100円ショップでも手に入るようになりました。
けれども、うっかり洋服につけてしまうと、ちょっとやそっとではなかなか落ちません。。
アクリル絵の具を使っていて誤って洋服につけてしまった、、なんて経験はありませんか?
今日は洋服についたアクリル絵の具の落とし方をご紹介します。
アクリル絵の具が洋服についてしまったときの落とし方
アクリル100%の薄手のジャンパーです。
こんな感じで袖口にアクリル絵の具がついてしまい、お湯でもみ洗いしましたが全く落ちません。
用意する物はパレットについたアクリル絵の具を落とすときに使った重曹と歯ブラシです。
ここでは、特別な物を使わずにどこの家にもあるようなもので落とすやり方を追求しています。
まず水につけておいたジャンパーの袖口にに重層をふりかけて歯ブラシでこすったり、手でもみ洗いをしました。
大分落ちてきました。でもまだ黄色が目立ちます。
汚れていない袖と比べるとこんな感じです。
薄いシミのようにまだ黄色が残っているのがわかります。
今度は普通の固形石鹸をつけてもみ洗いしてみました。
かなり落ちて目立たなくなりました!
乾燥後のものです。どうでしょうか?
下がアクリル絵の具がついてしまった袖です。
まだうっすら残っていますが、このくらいなら着ても目立たないし、外出に着てもいい範囲まで落ちたのではないでしょうか?
アップにするとこんな感じです。
アクリル絵の具が洋服についてしまった場合をネットで調べると、除光液を使う方法がよく紹介されていますが、除光液よりも重曹の方が生地をいためないのではないかと思い使ってみました。
すっきり跡形もなくとれたという感じではありませんが、外に着ていくには、支障ないくらいには落ちたと思います。
洗濯には向かないと言われる重曹ですが、粒子が細かくクレンザーのような役割をするので、固まったアクリル絵の具を重曹がこそげ落としてくれたのではと推測しています。
今回は汚れてしまった生地自体がアクリル100%でした。
生地の素材が綿やウールなど違ったものだったら、重曹が有効かどうかは検証してみないとわかりません。
顔料(色の粉)に展色剤として合成樹脂(乾くと水に溶けません)を使っています。
速乾性があり、乾くと耐水性が出て、ツヤがありビニールのような見た目になります。重曹とは?
食品添加物(ふくらし粉、凝固剤)や胃薬の成分にも使用されている
炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)弱アルカリ性
まとめ
今回の検証では、アクリル繊維についたアクリル絵の具は、重曹とお湯でもみ洗い⇒せっけんでもみ洗いでかなり落ちることがわかりました。
洋服にアクリル絵の具をつけてしまった時はぜひ、お試しくださいね。