鎌倉の鶴岡八幡宮で毎年6月になるとホタルが見られるのですが、ご存知でしたか?結構知る人ぞ知るという情報かもしれません。
果たしてホタルが生息できるような環境が鶴岡八幡宮にあるのでしょうか?
鎌倉の鶴岡八幡宮でホタルは見れる?
毎年梅雨を彩るあじさいとともに鶴岡八幡宮では暗闇に優しく光るホタルを鑑賞することができます。
鶴岡八幡宮では境内の自然環境の保全や保護、育成にも力を注いでおり、蛍の育成と放生を通して、自然や命の尊さを思い、神様に感謝の気持ちを伝えるお祭りとしてー蛍放生祭を2004年より開催しています。
ホタルの成虫を放っているとのことですが、自生するホタルも出てくるといいですね。
暗闇にぽっと浮かんでは消えるホタルは幻想的で美しく、うっとりする時間を楽しめることでしょう。
鎌倉の鶴岡八幡宮の蛍放生祭
毎年6月の上旬に行われています。
2017年 蛍放生祭(ほたるほうじょうさい)6月10日(土)午後7時より
鶴岡八幡宮
鎌倉市雪ノ下2-1-31
0467(22)0315
鎌倉駅東口より徒歩10分
※舞殿及び柳原神池で執り行われる蛍放生祭は一般の人の参列はできませんのでご注意ください。但し舞殿での祭事は遠巻きに見る事が出来ます。
鎌倉の鶴岡八幡宮では、夕方から舞殿にて神事が行われます。巫女たちによる奉納舞が行われたあと、境内の柳原神池に宮司以下神職たちの手によってホタルが放たれます。
その後に一般の人も蛍を見る事ができますよ。
柳原神池は本宮に向かって舞殿右手の若宮と白幡神社の間にあります。
ほたるまつりの期間だけ特別に橋が架けられます。
放たれる蛍は源氏ホタルです。
この神事はもともと源頼朝が戦死者を供養する為に、旧暦の8月15日に始めた「放生会(ほうじょうえ)」を起源としていて、頼朝が千羽の鶴の足に金の短冊をつけて放った故事はよく知られています。
「放生会」とは捕獲した魚や鳥獣を放して殺生を戒める儀式で、八幡宮では昔からこの神事が行われていました。
鎌倉の鶴岡八幡宮のほたるまつり
日没〜21:00頃まで 於:柳原神池(鶴岡八幡宮内)
但し6月10日の鑑賞は蛍放生祭の終了後からになります
ホタルの命は儚くわずか一週間ほどです。
放たれた日から徐々に数は減っていきますので、なるべく早いうちに鑑賞することをおすすめします。
しかし放たれた直後の土曜日、日曜日は一時間前後の待ち時間は覚悟のうえで行かれたほうがいいでしょう。
できれば平日に鑑賞した方がゆっくり楽しめることと思います。
観察するのに適した日は曇りで月明かりがなく、風の少ない蒸し暑い夜です。
まとめ
ホタルを見られるのはわずか一週間です。
この時期は鎌倉にあじさいを見に来る人も多いのですが、あじさいを見たあとは夕食を済ませて鶴岡八幡宮でホタルを見て帰るのもおすすめですよ。
デートコースとしてもいかがでしょうか。
ぜひ古都鎌倉のあじさいとホタルの夕べをお楽しみくださいね。