鎌倉の夏の風物詩、鶴岡八幡宮のぼんぼりまつりを知っていますか?
八幡様の参道に並ぶぼんぼりが幻想的で、お祭りといっても静かなお祭りです。
ぼんぼりのほのかな灯りがロマンチックで何やら懐かしい気分にさせてくれます。
鎌倉の鶴岡八幡宮のぼんぼり祭りとは?
毎年、八月の立秋の前日の9日から3日間(年により4日間)行われるお祭りです。
(2017年の立秋は8月7日です。)
鶴岡八幡宮の境内に鎌倉にゆかりのある人や各界の著名人や文化人が描いた書画400点がぼんぼりに仕立てられ、境内や参道に並びます。
日が暮れる頃、巫女によりぼんぼりに灯がともされると、幻想的でロマンチックな雰囲気が漂い出します。
この日は午後6時頃から灯りが点され始め6時45分くらいにはすべてのぼんぼりに灯りが入りました。
このお祭りは、鎌倉がまだ今の様な観光地になる前、昭和13年に鎌倉在住の文化人100人ほどの協力で観光客の誘致のために始められました。
高浜虚子や里見弴などが発起人だったそうです。
参道に並べられたぼんぼりに灯りがともると幻想的な風景が広がり、懐かしさを感じます。
ひとつひとつのぼんぼりに丁寧にかかれた書画を眺めていくと、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
夏越祭(なごしさい)<2017年は8月6日 日曜日>
立秋祭<2017年は8月7日 月曜日>
実朝祭<毎年8月9日>
があり、この夏越祭、立秋祭、実朝祭の期間全体をぼんぼり祭りと呼んでいます。
夏越祭(なごしさい)
夏の邪気を祓う神事で、参道で「茅の輪くぐり」が行われ、舞殿では「夏越の舞」が巫女により奉納されます。
昭和13年に始められました。
立秋祭
昭和25年より始められました。
秋の訪れを奉告するお祭りでご神前に神域で育てられた鈴虫が供えられます。
実朝祭
8月9日は第3代将軍源実朝の誕生日で、昭和17年より実朝祭が始められました。
鶴岡八幡宮内の白幡神社では実朝の遺徳を偲び、また文芸に優れた実朝にちなんで選ばれた俳句や短歌が献上されます。
鎌倉の鶴岡八幡宮のぼんぼりまつり 日程と屋台について
時間 9:00〜20:30
※初日は昼頃から開始
場所 鶴岡八幡宮ー各参道 流鏑馬馬場、舞殿の周囲
屋台は多少出ていますが、お祭りで多くの屋台がずらーっと並んでいるという感じではありません。
ぼんぼりがメインのお祭りです。
また、雨天寺はぼんぼりは保護のために降納されてしまいます。
まとめ
幻想的な雰囲気が楽しめる鎌倉八幡さまのぼんぼり祭り。
ぜひ、日が暮れて宵闇の迫る頃に、ほのかなぼんぼりの灯りを眺めながらそぞろ歩きをお楽しみください。
浴衣で行けば、なお気分も盛り上がりますよ。