江戸三大祭りのひとつ深川八幡祭り(あと二つは神田明神の神田祭りと赤坂日枝神社の山王祭り)は毎年8月15日を中心に行われます。
別名「水掛け祭り」と言われるように沿道の観客から担ぎ手に清めの水かかけられ、ワッショイワッショイの掛け声とともに、担ぎ手と観客が一体になり盛り上がるお祭りです。
深川八幡祭りは江戸時代前期、三代将軍・徳川家光に長男の家綱が誕生したことを祝う祝賀行事で、江戸城まで神輿を担いでいったのが始まりといわれています。富岡八幡宮の例大祭ー通称深川八幡祭りは祭り好きの江戸っ子によって脈々と引き継がれ、今では深川っ子の精神的支柱になっているそうです。
深川八幡祭り(富岡八幡宮例大祭)の本祭りは今年?
2017年(平成29年)は3年に一度の本祭りが盛大に開催されます。
本祭りは子、卯、午、酉年に開催されます。
2017年の次は2020年、2023年、2026年、2029年、2032年・・・と続きます。
本祭りの次の年は御本社祭、そのまた次の年は陰祭となります。
見所は八幡宮の御鳳輦(ごほうれん)が渡御、大小120の町神輿が担がれ、大神輿53基が勢揃いする「神輿連合渡御」です。
※渡御(とぎょ)=神輿がすすむこと
2017年 8月12日(土)「神幸祭(しんこうさい)」
八幡宮の神様が御鳳輦(ごほうれん)という乗り物に乗り、氏子地域を巡るというもので約60kmの道のりを一日かけて渡御します。
2017年 8月13日(日)「各町神輿連合渡御」←3年に一度
氏子町内の神輿53基が一堂に会します。午前7時半に花火の合図とともに一基ずつ出発します。最後の神輿が出発するのは先頭が出発してから
2時間後だそうですよ。53基もあればそれくらいかかりますね。
そしてワッショイワッショイの掛け声とともに練り歩き、沿道から清めの水が掛けられます。
コースの全長は約8キロで、富岡八幡宮を出発した神輿は、深川、清澄、箱崎、新川を巡って、永代橋を渡って富岡八幡宮に戻ってきます。
例年 8月15日 富岡八幡宮例大祭
深川八幡祭り(富岡八幡宮例大祭)日程&アクセス
開催日時:2017年8月11日(金・祝)~8月15日(火)
9:00~21:00※ただし開催行事により変動あり
会場:東京都江東区富岡 富岡八幡宮 ならびにその周辺
電車:東京メトロ東西線「大手町」駅より約5分、「門前仲町」駅下車、徒歩約3分
:都営地下鉄大江戸線「新宿」駅より約30分「門前仲町」駅下車、徒歩約6分。
バス:都バス「東京駅丸の内北口」より東20または東22系統錦糸町駅前行き約20分「富岡一丁目」下車、徒歩約3分
車 :首都高速9号深川線「木場」インターより約3分。
(※但しお祭り期間中は、公共交通機関を利用しましょう。神社駐車場は使えません)
お問い合わせ:富岡八幡宮/03-3642-1315
:深川観光協会/03-3643-0114
神輿を担ぐには?
現在は人口に減少から神輿の担ぎ手不足を耳にすることもありますが、神輿を担いでみたいと思う人も結構いるのではないかと思います。
住む地域の各町内会が神輿の担ぎ手を募集していたら、申し込むというのが一般的ですが、その他にも担ぎ手になる方法はあります。
一番手っ取り早いのは、御神輿を担いでいる友人や知人を介して担がせてもらうことです。
また神輿会というものがあるのをご存知でしょうか?
神輿が出れば、全国どこへでも担ぎに行くというお祭り好きの人が集まった団体が沢山あるので、そこに所属するという方法もあります。
またそこまでは敷居が高いという人は直接神社や観光協会などに問い合わせてみるというのも手ではないでしょうか?
整理すると
・町内に貼ってある「担ぎ手募集」のポスターなどを通して参加する。
・御神輿を担いでいる知人を通して参加させてもらう。
・「神輿会」に入会する。
・直接神社や観光協会などに電話して担ぎ手の募集先を教えてもらう
などが考えられます。
まとめ
江戸の粋を今に伝える深川まつり、「ワッショイ」というのは「和を背負う」という意味があると言われています。
今年は3年に一度の本祭りです。
威勢のいい担ぎ手と沿道を埋め尽くす人々の熱狂を体感してみませんか?
ワッショイ、ワッショイという掛け声とともに、担ぎ手と一緒になって楽しむお祭りにぜひ足を運んでみてください!
その際は濡れてもいいような軽装やTシャツの着替えなどを忘れずに♪