鎌倉の鶴岡八幡宮でホタルを見てきました。
毎年6月に開催されている螢放生祭です。
闇夜に優しく光るホタルの光、とてもきれいでした!
2017 螢放生祭
2017年6月10日(土)午後7時から
一般者の参列はできないけれど、遠巻きに放生祭を見学することはできますよというのを事前に鶴岡八幡宮の神主さんに伺っていましたので、一体どんな祭事が行われるのだろうと八幡様へ行ってみました。
丁度午後7時過ぎくらいに舞殿のあたりまで行くと、既に見学しようという人が100くらいでしょうか?舞殿の手前に設けられた柵のところで見学していました。
螢放生祭は7時には始まっているようでした。
柵越しに見ていると、警備員の方が「放生祭の後にホタルを鑑賞したい方は8時半過ぎころから見れます。見たい方は挙手してください」と言いました。
唐突だったので、手を上げる人はチラホラだったのですが、「ではその方々はこちらへどうぞ」と柵の内側に誘導を始めるとわれもわれもとかなりの人がぞろぞろと警備員さんの誘導について舞殿近くへ移動しました。
舞殿を囲むように3つある白いテント張りには招待客の方々がイスに座っています。
その外側に柵が設けられていて、そこへ案内されそこから螢放生祭を見学することができました。
結構近い距離です。
舞殿には神主さんが数名、小学生くらいのかわいい巫女さんが10人ほどイスに座っているのが見えました。
神主さんが「しばらく頭(こうべ)をおさげください」といわれました。
一同頭を下げました。
すると「かしこみ、かしこみ〜・・・」と祝詞が始まり結構長い間頭をたれていたように思います。
夕暮れ時はさらさらとかわいた風が吹いて、雅楽の音が心地よく、ちょっと別世界を垣間見た感がありました。
その後、高校生くらいの巫女さんが、雅楽に合わせて舞いを奉納し、
招待客の玉串が捧げられ、(商工会議所の会長さんとか、子どもとかいろいろな方が)
舞殿での祭事は30分余りで終了し、神主さんから小学生くらいの巫女さんへ白い大きな包み(ホタルが入いっていると思われます)が手渡されました。
神主さんや巫女さん一同が舞殿から隣接の柳原神池(やないはらしんち)へ移動します。
そのあとに招待客の方々が参列のために柳原神池へ続きます。
祭事のはじまりは明るかったのですが、気がつけば日はとっぷり暮れ、あたりは暗闇に包まれていました。
一体どんな放生会が行われているのでしょうか?
興味深々ですが、残念ながらここから先は一般の人はみることができません。
舞殿のまわりでしばし待ちます。
待っている間は日本語以外の会話が結構あちこちから聞こえていました。
アジアからの観光の方もそれなりにいらしたみたいですね。
待っている間は何度か、「今祭事が始まっています」とか、「もうそろそろご案内できます」とか
神主さんや巫女さんがが声をかけてくださって、見に来た一般の人にも気を配ってくれていたのが印象的でした。
8時10分過ぎくらいに「柳原神池での祭事が終わりましたので、これからホタル鑑賞にご案内します」と言われて
神主さんに案内されて柳原神池へ向かいました。
ある程度の人数で切られて順番に池に案内されます。
一度の押し寄せると暗いし統制がとれなくなって危険だからですね。
柳原神池の入口で渋滞しましたが、そこから暗闇に舞うホタルが沢山飛んでいるのが見えました。
事前に警備員さんから、携帯やスマホ、タブレットの電源を切るように念をおされていたので、マナー違反の方はいませんでした。
近くにいたいた神主さんに伺ったところ、ホタルは源氏ホタルで放生祭のために養殖されたものだそうです。
親御さんにつれられた小さなお子さんも多く大喜び、もちろん老若男女ホタルの美しさに小さく歓声をあげていました。
柳原神池にはこのほたるまつりの期間中だけの橋が架けられていて(立派な橋です)、渡りながらゆっくり鑑賞することができましたよ。
そして8時半過ぎには八幡宮を後にし家路につきました。
太鼓橋から本宮を見る
二の鳥居
まとめ
一般人の参列はできないと聞いていた螢放生祭ですが、舞殿の祭事は見学できました!
その後の柳原神池の祭事は見る事はできませんでしたが、祭事の終了後にホタルを鑑賞できたので行ってみて良かったと思いました。
ホタルを見るのに適した日は月が出ていない、風の少ない蒸し暑い夜だそうです。
当日は満月に近い日でしたが、月は出ておらず、ホタル鑑賞にはいい日和だったのではと思います。
放生祭からは1週間くらいは見れるようですが、少しづつ数は少なくなって行くと思いますので、いらっしゃる方はお早めに!
鎌倉の鶴岡八幡宮でホタル鑑賞?蛍放生祭&ほたるまつりの日程