健康診断で血糖値が高めと診断されても症状がないとつい放置しがちですが、糖尿病になったら後悔先に立たずです。糖尿病になる前に食生活を見直し血糖値を正常に戻しましょう。
血糖値を下げるゴーヤその効果は?
沖縄料理にはなくてはならないゴーヤですが、最近は日本中どこのスーパーでも手に入れることができますね。
苦くて食べられないと言う方もいると思いますが、ゴーヤがポピュラーになるにしたがってレシピもバリエーション豊になってきています。
ゴーヤに含まれる栄養素としてはビタミンC、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどが豊富です。
特にゴーヤのビタミンCは加熱に強いという他の野菜にない特徴があるので、美肌効果を期待する野菜としても注目されています。
そして良薬口に苦しといいますが、ゴーヤの苦み成分ーチャランチン、モモルデシンは肝機能を高めて、血糖値を下げる効果が期待できます。
血糖値が高いまま食生活を見直さないと糖尿病になるリスクが高まります。
糖尿病とはインスリンと呼ばれる血糖値を降下させる唯一のホルモンの分泌や働きが低下して発症する病気です。
糖尿病の一般的な治療方法としてはインスリンを注射して外部から補うことになりますが、ゴーヤにはこのインスリンに似た成分「植物インスリン(コロソリン酸)」が豊富に含まれていることがわかってきています。
「植物インスリン」は膵臓の機能を活性化させて、血糖値を下げる効果があることが確認されているそうです。
おすすめの簡単なゴーヤのレシピ
ゴーヤはツヤがあって色の濃いものを選びましょう。
ゴーヤの丸ごと揚げ
1、洗ったゴーヤを丸ごと1本を1㎝幅の輪切りにする。種は取り除く。ワタはそのまま。
2、小麦粉を水で溶いたものにくぐらせて、フライパンに1センチぐらい油を入れて
180℃くらいの温度で揚げる。
3、よく油を切って塩をふる。
ゴーヤとツナのサラダ
1、ゴーヤ1本は縦半分に切り、スプーンで種とワタをとりのぞく。
2、塩をふり少しおく。
3、水分をよく絞る
4、タマネギ半分は薄くスライスして水にさらしたあとよく水気を絞る。
5、ゴーヤ、タマネギ、ツナ缶小を混ぜる。
味付けは塩、コショウ、マヨネーズを適量
仕上げに白ごまをふる。
ゴーヤの苦みが苦手な方は塩もみしたあとに熱湯でさっと湯がくと苦みが抑えられますよ。
※ゴーヤの保存方法
内部から痛み始めるので、ワタと種をスプーンなどでこそげとり、ラップにくるんで野菜室に保存するか、スライスして塩もみしたものを軽く茹でて冷凍保存してもいいでしょう。
ゴーヤのお茶を飲むのも手軽でおすすめ
毎回の食事に取り入れるのもなかなか大変だし飽きてしまうと言う方にはゴーヤのお茶はいかがでしょうか?
市販品もありますが、自分で作ることもできます。
1、縦半分に切ったゴーヤのワタと種(種はとっておく)を取り除き1mm幅にスライスする。
2、スライスしたゴーヤと種を重ならないように並べ天日干しにする。
3、カラカラになったゴーヤと種をフライパンで薄茶色になるまでから煎りする。
4、しっかり冷ましたら湿気らないように缶やタッパに保存する。
(お菓子などについている乾燥剤を入れておくとよい)
普通のお茶と同じように急須に入れてお湯を注いで飲みます。
飲みにくい場合は冷やして飲むといいでしょう。
まとめ
高血糖を改善するには、糖質の少ない食品を選んで食べる習慣付けが大切です。
ゴーヤには血糖値を押さえる効果が検証されていますので、日々の献立に取り入れて
糖尿病になるリスクを軽減するように心がけましょう。